Unity & C# 学習教材

Unity エディター入門

Unity は、世界で広く使われているゲームエンジンです。2D・3D を問わず、モバイル・PC・コンソール・XR など 25 以上のプラットフォーム向けにゲームを開発・配信できます。C# スクリプトを使った柔軟なゲームロジックの実装と、大規模なコミュニティ・エコシステムが特徴です。このページでは、Unity Hub と Unity エディターを導入し、開発を始める準備を整えます。

学習目標


1. Unity Hub とは

Unity Hub は Unity エディターを管理するためのランチャーアプリです。以下の機能を提供します。

Unity エディターを直接インストールするのではなく、まず Unity Hub を経由することが推奨されています。


2. Unity Hub をインストールする

ステップ 1: Unity Hub のダウンロード

Unity 公式サイト にアクセスし、「Unity をダウンロード」または「Unity Hub」のリンクから Unity Hub のインストーラーをダウンロードします。

💡 ポイント: フッターの「ダウンロード → Unity Hub」からも直接アクセスできます。

ステップ 2: インストーラーを実行する

ダウンロードした UnityHubSetup-x64.exe(Windows)または Unity Hub.dmg(macOS)を実行し、画面の指示に従ってインストールします。

ステップ 3: Unity Hub を起動してサインインする

インストール後に Unity Hub を起動します。Unity アカウントが必要です。アカウントがない場合は「アカウントを作成」から無料で登録できます。

サインインすると、ライセンスの選択画面が表示されます。個人利用や学習目的であれば Personal(個人) プランを選択してください。


3. Unity エディターをインストールする

Unity Hub のインストールが完了したら、Unity エディターをインストールします。

ステップ 1: 「Installs」タブを開く

Unity Hub の左メニューから 「Installs」 項目を選択します。

Unity Hub インストールタブ

ステップ 2: エディターバージョンを選択する

「Install Editor」ボタンを押し、インストールするバージョンを選択します。

Install Unity Editor

種類 概要
LTS (Long Term Support) 長期サポート版。安定していて本番開発に推奨
TECH ストリーム 最新機能を含む版。最新機能を試したい場合に選択

学習目的や新規のゲーム作成では最新の LTS バージョンを選択するのが無難です。チームで開発する場合は、メンバー全員でバージョンを合わせる必要があります。

ステップ 3: モジュールを選択する

インストール時に追加モジュールを選択できます。最低限以下を確認してください。

Install Unity

モジュール 説明
Microsoft Visual Studio Community コードエディター(Windows のみ。未インストールの場合に選択)
Android Build Support Android 向けビルドを行う場合に必要
iOS Build Support iOS 向けビルドを行う場合に必要

学習初期は Visual Studio Community のみで十分です。後からモジュールを追加することもできます。

ステップ 4: インストールを開始する

「Install」ボタンを押すと、ダウンロードとインストールが始まります。

ダウンロード・インストール中

容量が大きいため、安定したネットワーク環境で実行してください(目安:数 GB)。


4. 新規プロジェクトを作成する

ステップ 1: 「Projects」タブを開く

Unity Hub の左メニューから 「Projects」 項目を選択します。

プロジェクト新規作成

ステップ 2: 新規プロジェクトを作成する

右上の「+ New project」ボタンを押し、テンプレートを選択します。本チュートリアルでは、特に指示がない限り「Universal 3D」を選択してください。基本的な 3D ゲームを作る基本設定の状態でプロジェクトが作成されます。

テンプレート

テンプレートはあくまで初期設定であり、プロジェクト作成後に設定を変更することで、目的に合わせたゲームを作成できます。場面に応じて 2D と 3D を切り替えるといったことも可能です。

ステップ 3: プロジェクト名と保存場所を設定する

「Create project」前に、主に次の項目を設定します。

プロジェクト設定

項目 意味 どう設定するか
Unity organization Unity Cloud 上でプロジェクトを管理する組織。チーム開発時の所属先になる 個人学習なら自分の組織(または Personal 相当)を選択。チーム開発なら共有している組織を選ぶ
Project name プロジェクト名。Unity Hub の一覧名、ローカルフォルダー名、Cloud プロジェクト名のベースになる 後から見て分かる名前にする(例: MyFirst3DGame)。Cloud を有効にする場合はクラウド側にも同名で作成される
Location ローカル PC 上でプロジェクトを保存する場所(現在説明している保存先フォルダー) バックアップしやすく、十分な空き容量がある場所を選ぶ
Source control provider バージョン管理の連携先。履歴管理や共同開発の基盤になる 学習初期は未設定でも問題ない。チーム開発なら Unity Version Control や Git 連携を検討

Cloud project と Local project の違い

💡 ポイント: まずは Local project として開始し、必要になったら Cloud 連携や Source Control を追加する進め方でも問題ありません。

設定後に「Create project」ボタンを押すと、Unity エディターが起動し、新しいプロジェクトが開きます。


5. Unity エディターの画面構成

Unity エディターは複数のビュー(ウィンドウ)で構成されています。

Unity エディター

主要なビュー

ビュー 役割
Scene ビュー ゲームオブジェクトを 3D 空間上で配置・編集する作業エリア
Game ビュー 実際にゲームを実行したときの見た目を確認するプレビューエリア
Hierarchy ビュー シーン内のゲームオブジェクトの一覧と親子関係を表示
Project ビュー プロジェクト内のファイル(スクリプト・画像・プレハブなど)を管理
Inspector ビュー 選択中のゲームオブジェクトのコンポーネントやプロパティを表示・編集
Console ビュー スクリプトのログ出力やエラーメッセージを確認

ツールバー

画面上部のツールバーには以下のボタンがあります。

💡 ポイント: 再生中に Inspector でオブジェクトの値を変更して動作を確認できますが、再生を停止すると変更は元に戻ります。実際の設定変更は停止後に行いましょう。


6. Unity エディターのバージョン管理

プロジェクトは作成時の Unity バージョンに紐付けられます。Unity Hub では複数バージョンを並行してインストール・管理できます。

⚠️ 注意: 新しいバージョンで保存したプロジェクトを古いバージョンで開くとエラーになることがあります。チームで開発する場合はバージョンを統一してください。


まとめ

手順 内容
1 Unity Hub をダウンロード・インストールする
2 Unity アカウントでサインインし、Personal ライセンスを取得する
3 Unity Hub から LTS バージョンの Unity エディターをインストールする
4 「プロジェクト」タブから新規プロジェクトを作成する
5 エディターの各ビューの役割を確認する

次のステップ